主軸3人で7打点!中日3カード連続勝ち越し

[ 2011年9月20日 06:00 ]

<巨・中>巨人に勝利し、ナインを出迎えるチェン(中)と谷繁(左)

セ・リーグ 中日8-3巨人

(9月19日 東京D)
 和田の穴はオレたちが埋める。落合竜のクリーンアップトリオが8得点中、7打点を挙げる活躍で巨人に快勝。前夜の零封負けの借りを返し、3カード連続の勝ち越しを決めた。

 「久しぶりにいい打撃ができた。1点でも多く取るのが僕たち打線の仕事だし、目の前の試合を目いっぱいやっていきたい」

 2―1の3回。1死二塁から内海のシュートを振り抜き、右翼ポール際へ9号2ランを放った森野が表情を引き締めた。これが7月14日以来、実に2カ月ぶりとなる一発だった。6回の第4打席でも中前適時打。初回無死一、二塁では送りバントでブランコの先制右犠飛を呼び込むなど、3番打者が久々に躍動した。

 前日18日に和田が選手登録抹消。極度の打撃不振で2008年の中日移籍後初の2軍降格となった。それでも、“代役”で5番に入った谷繁が5回1死二、三塁から自身通算350二塁打のメモリアル打となる右中間2点二塁打。2安打3打点の活躍で、打線の軸の不在をカバーした。

 「3、4、5番。ちゃんと仕事しただろ」と落合監督。送りバントや好走塁も絡んでの8得点に「やるべきことをやれるかどうか。無理なことをしようとしても空回りするだけ」と穏やかな表情で振り返った。

 少しずつだが攻撃面も上向き始めた落合竜。あとは和田が本来の姿を取り戻して帰ってくれば、逆転Vの態勢は整う。

 ▼中日・ブランコ(初回に先制の右犠飛)とにかくランナーを還すことを考えた。どんなゲームでも先制点が大事だからね。

 ≪谷繁(中日)通算350二塁打≫19日の巨人18回戦(東京ドーム)の5回に野間口から放って達成。プロ野球32人目。初二塁打は大洋時代の89年5月30日の巨人戦で斎藤から。

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2011年9月20日のニュース