宮本 同点2ラン!「まぐれ」も8連勝演出だ

[ 2011年9月15日 06:00 ]

<広・ヤ>8回2死一塁、宮本は同点2ランを放ち笑顔で生還する

セ・リーグ ヤクルト7-6広島

(9月14日 マツダ)
 流れを変えた一打に、40歳のベテランも興奮を隠せない。2点を追う8回2死一塁。ヤクルトの宮本は初球142キロ直球を狙い澄まして完璧に捉えた。左越え同点2ラン。二塁を回ると珍しく右拳を突き上げた。逆転勝利を呼び込み、今季2度目の8連勝。試合後の声も弾んだ。

 「まぐれです。打った自分がびっくりだよ。今村は真っすぐが速いので狙っていきました」

 2点リードを逆転され、突き放される苦しい展開を救った。つなぐ打撃を身上とする背番号6は打率・287と好調をキープしながらも、本塁打は7月28日の同カード(神宮)以来の2号。小川監督も「初球から直球を思い切って狙っていった結果。逃さない集中力は、ベテランの味かな」と最敬礼した。

 チームリーダーが打てば、打線は活気づく。この後、2四球に代打・ホワイトセルの右前打で満塁。押せ押せムードに乗り、連夜の決勝打となる2点打を右前に運んだ青木は「宮本さんの一本で流れが変わった。そこからつないでつくったチャンス。みんなが打たせてくれた」と振り返った。

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