原監督 勝利へ貪欲!短期決戦並みの超攻撃的采配

[ 2011年9月15日 06:00 ]

<横・巨>2回1死満塁、沢村はスクイズを失敗し三振に倒れる

セ・リーグ 巨人6-2横浜

(9月14日 横浜)
 とにかく1点、1点を積み重ねる。そのために巨人の原監督はまるで短期決戦のような攻撃的采配を見せた。「うちはホームランを打てる打線ではないですから」。貯金を今季最多タイの3としても、会心の笑みはなかった。

 まずは2回。1死満塁で沢村にフルカウントからスクイズのサイン。ストライクを投じる可能性が高い状況とはいえ、打者が投手では超異例の采配だ。結果はファウルで失敗(三振)。それでも1点に対する貪欲な姿勢はナインに伝わった。

 4回は1点を加え、なお無死一塁で2ストライクからの3球目に、坂本がスタートを切り、阿部がランエンドヒットを成功。好機を拡大し、沢村、寺内の適時打で4点を奪った。この回は1番・藤村に早くも代打・大村を送るなど、ここ6試合で10得点と低調だった打線に、動くことで活路を見いだした。指揮官は「4回は(大村で)勝負をかけただけに(直後に適時打の)寺内が救ってくれた」と振り返った。

 前日は桃井恒和オーナー兼球団社長が、今季が3年契約の最終年となる原監督に来季続投を要請していたことを明言。指揮官も受諾に前向きな姿勢を示し「全力を持って今季を戦う」と気合を入れ直していた。

 ▼巨人・寺内(4回2死二、三塁から2点左前打。今季初打点)全体的に感じは良かった。なんとかチームに貢献したかった。

 ▼巨人・高橋由(今季5度目の猛打賞)1打席目のラッキーなヒットで気持ちが楽になりました。あとの2本のヒットの内容も良かったと思います。

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2011年9月15日のニュース