福島で慈善試合…監督の桑田氏が先発で2回無失点

[ 2011年9月14日 21:22 ]

復興支援の慈善試合に先発した元巨人の桑田真澄さん

 プロ野球の巨人で活躍した桑田真澄氏(43)が監督を務める選抜チームが14日、東日本大震災の復興支援として、福島市の福島県営あづま球場で入場無料の慈善試合を行った。桑田氏は先発登板して2回を無得点に抑え、チームを4―1の勝利に導き「力を合わせ、諦めずに戦う大切さを感じた。福島の皆さんもぜひ頑張ってほしい」と充実の表情だった。

 選抜チームは元プロ野球選手や独立リーグのBCリーグの選手で編成され、福島県の社会人野球県北選抜と対戦。元中日の立浪和義氏(42)や、BCリーグ新潟の高津臣吾選手(42)、信濃の金村暁選手(35)らが参加した。試合前には桑田氏や立浪氏による野球教室も開催され、1946人の観衆が一投一打に歓声を上げた。

 金村選手は宮城県気仙沼市出身で、震災により両親が経営していたスーパー銭湯が全壊したという。「好きな野球ができることに感謝しないといけない。ここまで心配しながら来たが、お客さんの元気そうな顔が見られて良かった」と話した。

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