「これが4年の差」斎藤、プロ初完投もマー君に完敗

[ 2011年9月11日 06:00 ]

<楽・日>6回2死二塁、ガルシアに中前適時打を打たれる斎藤

パ・リーグ 日本ハム1-4楽天

(9月10日 Kスタ宮城)
 日本ハム・斎藤は先にマウンドは降りなかった。最後まで投げ合ったのはあの甲子園と同じ。敗れたことだけが違っていた。

 「これが4年間の差。素直にそう思います」

 8回10安打4失点。自己最多の123球を投げた。プロ初完投は意地だった。初回に先制点を許す。6回2死二塁ではガルシアにフォークを3球続けて中前打された。追い込みながら勝負球が甘く、狙い球も絞られた。ここから3連打で3失点。田中との一番の差は何か。「三振を奪う能力」。試合後、斎藤は冷静に振り返った。田中の12奪三振に対し、自身はわずか1。走者を背負っても、直球と変化球のコンビネーションで何とか粘った。しかし脳裏に刻まれたのは、三振でピンチを切り抜ける田中の力強い姿だった。

 開幕前から期待された、2人のプロでの再戦。予想以上の注目度に、斎藤は「こんなに騒がれるならばむしろ早く対戦したい。その方が落ち着く…」と漏らしたこともある。しかし、実際にマウンドに上がると感覚は違った。「アウェー感があったが、そんな中で投げるのも気持ち良くて楽しい」。田中の本拠地に乗り込み、そして完敗。それでも心は躍った。

 「ファンが楽しみにしてくれる戦いを今後も続けていくためには、自分の実力アップが必要。この差は追いつけないものではない」。温厚な顔をしながら、無類の負けず嫌い。試合後、斎藤は目力を込めてそう宣言した。

 ▼日本ハム・梨田監督(斎藤は)先発の仕事はできた。最後まで投げたことが勉強にならないと困る。夢のような対決ができて、最後は一発逆転の可能性もあった。ファンには何とか納得してもらえたかな。

 ▼日本ハム・吉井投手コーチ 佑ちゃんがスタミナ的に完投できることは前から分かっていた。ブルペン陣もへばっているので、よく投げてくれた。完投できたことは今後の成長につながっていく。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2011年9月11日のニュース