マー君 1846日ぶり宿命対決で完勝も「悔しい」

[ 2011年9月11日 06:00 ]

<楽・日>力投する田中

パ・リーグ 楽天4-1日本ハム

(9月10日 Kスタ宮城)
 プロ初対決を制したのは田中――。楽天・田中将大投手(22)が10日、日本ハム戦で9回5安打1失点、12奪三振で自己最多タイの15勝目を挙げた。06年夏の甲子園決勝で、再試合の末に敗れた斎藤佑樹投手(23)とのプロ初対決はともに譲らず完投。完封目前の9回2死からの失点を猛烈に悔しがった田中だが、10安打4失点だった斎藤に貫禄を見せつけた。防御率1・28はリーグトップで、勝利数&奪三振数は2位。チームの連敗も3で止めた。
【試合結果】

 田中は思わずマウンド上でへたり込んだ。まるで敗戦投手のよう。それほど悔しかった。9回2死満塁。代打・二岡に押し出し四球を与え、完封も無四球も逃した。斎藤相手だからこそ、プロの第一線を走り続けるプライドがあるからこそ、完封したかった。「まあ~、9回が悔しいですね!」。ヒーローインタビュー。仏頂面だったマー君の声のトーンも一気にはね上がった。

 「ゼロで試合を締めたかったんですけど。9回に点を取られるのは気持ち悪い。ダメですね。僕らしいです」

 あの甲子園の決勝再試合から1846日。宿命の相手とプロ初対決を迎えた。道は分かれ、プロの世界と大学球界でともに腕を磨いてきた。田中は身長が3センチ伸び、体重は10キロ増。球種も増え、フォームを追求し…。今や球界のトップを走る。走者を出してこそ凄みを発揮する投球。6回2死三塁では、小谷野を外角低めの140キロスライダーで空振り三振。押し出し直後の9回2死満塁では、陽岱鋼を140キロ超のスプリット3球で空振り三振に仕留めた。

 宿命を背負っての再戦。「ぎっしりとお客さんが詰まった中で投げられた。野球人として幸せ」。田中はそう言って汗を拭った。平成の球界を彩る新たな伝説。2人の未来にはさらなる対決ロードが待っている。

 ▼楽天・嶋(9回2死満塁での押し出し四球後に3球三振を奪う投球に)普通はズルズルいくところ。しっかりワンバウンドを3つ投げられるところが凄い。

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