イチロー4安打&2盗塁!10年ぶり盗塁王に名乗り

[ 2011年9月11日 06:00 ]

ロイヤルズ戦の4回、中前打で出塁後、二盗を決めるマリナーズのイチロー

ア・リーグ マリナーズ3―7ロイヤルズ

(9月9日 シアトル)
 マリナーズのイチロー外野手(37)が10年ぶりの盗塁王へ一気に加速した。9日(日本時間10日)のロイヤルズ戦で2試合連続の2盗塁。リーグトップへ4差の39盗塁とし、タイトル争いに加わった。打撃でも、2試合連発の右越え5号ソロを含む今季3度目となる4安打の大暴れ。11年連続200安打へ望みをつなぐとともに、01年以来自身2度目の盗塁王の期待が膨らんできた。
【試合結果】

 ラストスパートは安打量産だけではない。4回の中前適時打後の二盗成功。そして、8回にも二盗を決め2試合連続の2盗塁。一気に加速した。

 「頑張りすぎないこと」が盗塁へのスタンス。記録のためだけに走ることはないが、01年以来の盗塁王も視界に入った。現在トップはガードナー(ヤンキース)の43。ヤ軍は優勝争いを繰り広げており量産は難しい。2位クリスプ(アスレチックス)は先月6日レイズ戦で1試合4盗塁したが、右ふくらはぎを痛めて以降は出場22試合で3盗塁しかない。プレーオフ進出が消えたマ軍のチーム状況も考えても、39盗塁のイチローが逆転する可能性は十分だ。

 2盗塁目を決めた直後の8回1死一、二塁の場面では、単打でサイクル安打達成だったオリボのアシストも図った。遊撃へのゴロに「(打球に)当たったら凡打でもヒットになる。2死なら考えていた」。打球に当たれば守備妨害で走者はアウトだが、打者は内野安打となる。1アウトだったため打球を避け、オリボは遊ゴロ併殺に終わった。「そうそうあることではないし打ってほしかった」としたが、個人記録とチームの勝利を両にらみで戦ってきたイチローならではの発想だった。

 打撃は確実に上向いている。3回には左腕フランシスの肩口からのカーブを右翼席へ運ぶ決勝アーチ。07年5月以来の2試合連発を含む4安打となった。8回には一度は失策と判断された二塁への当たりが、球団の抗議により内野安打と変更される運もあった。

 11年連続200安打へ、残り18戦で33安打が必要。高いハードルはあるが、盗塁というモチベーションが、安打数にもいい影響を及ぼしそうだ。

 ≪メジャー11度目のイチマツ同日弾≫イチローが5号本塁打を放ったこの日、松井も12号を記録。2人が同じ日に本塁打を記録するのは昨年9月11日以来、メジャー通算11度目。なお、前記と04年8月15日の2試合は対戦試合だった。また、イチローは07年5月24、25日以来、メジャー6度目の2試合連続本塁打もマーク。さらに、大リーグ歴代20位タイとなる通算46度目の1試合4安打も記録。大リーグ記録はピート・ローズの73回だが、日米通算では70回としてローズの記録に迫った。

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