松井“役割”しっかり!メジャー通算750打点

[ 2011年9月9日 06:00 ]

<アスレチックス・ロイヤルズ>初回、本塁へのスライディングを指示する松井

ア・リーグ アスレチックス7-0ロイヤルズ

(9月7日 オークランド)
 アスレチックスの松井秀喜外野手(37)が7日(日本時間8日)のロイヤルズ戦に3番・DHで先発。6回1死二塁から中前打でダメ押しの7点目を叩きだした。現役では大リーグ47位となるメジャー通算750打点目に「カウントも(2ボールからと)良かったし、真ん中の甘いボールをちゃんと打てた」と振り返った。安打こそ適時打の1本だけだったが、初回と5回は四球を選んで得点につなげた。

 前日にはア軍幹部が、初めて松井との再契約を検討することを明言。後半戦リーグ7位の打率・333に加え、出塁率も・383の好調ぶりが評価されている。9月は7試合中6試合で出塁。この試合の3度出塁で9月は出塁率・394。チームのプレーオフ出場は極めて厳しいが「最後までしっかりやるだけ」と、やるべきことを見失うことはない。

 試合後、9日(同10日)から敵地でのレンジャーズ3連戦に向けて同僚が家路につく中、遠征の準備に約1時間かけて「常にきれいに荷物を入れたいから。きちょうめんだしね」と笑った。残り19試合。松井は最後まで全力で試合に臨む。

 ≪日米通算では歴代5位≫松井のメジャー750打点は歴代509位タイ、現役では47位。ただし、松井と同じ03年以降にデビューした選手に限れば、テシェイラ(ヤンキース=1008)、カブレラ(タイガース=974)、ハワード(フィリーズ856)、ホリデー(カージナルス=767)に次ぐ数字だ。また、日米通算では1639打点で落合博満(日本ハム)の1564を上回り、張本勲(ロッテ=スポニチ本紙評論家)の1676に次ぐ日本選手5位相当。

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2011年9月9日のニュース