監督ラブコール、主砲は退団示唆…松井を引き留めるア軍の事情

[ 2011年9月8日 09:16 ]

ア・リーグ アスレチックス4―7ロイヤルズ

(9月6日 オークランド)
 アスレチックスのデービッド・フォーストGM補佐(33)が6日(日本時間7日)、今季で契約が切れ、FA(フリーエージェント)となる松井秀喜外野手(37)に対して、「シーズン終了後に再契約を検討する」と話し、再契約のオファーを提示する用意があることを明らかにした。前半戦は不振で一時は退団濃厚とみられていたが、後半戦の打棒復活でア軍残留の可能性が出てきた。

 自身が就任してから松井をレギュラーに復帰させたボブ・メルビン監督代行はこの日、「来季もぜひ指揮を執りたい」と続投に強い意欲を示した。同監督は4日には「ヒデキはチームになくてはならない存在。試合に備える姿勢は若手のいいお手本。私が来年もいれば欲しい選手」と話すなど、既に松井の再契約にラブコールを送っている。

 また、今オフのア軍はチーム編成が大きく動く可能性を秘めている。松井と同じくFAとなる4番のウィリンハムはここにきて移籍の可能性を示唆。23本塁打、81打点の大砲が退団すれば、松井引き留めの必要性も一段と高まってくる。同GM補佐も「シーズンをどう締めくくり、チームがどのような方向性に向かうかで変わってくる」とした。

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2011年9月8日のニュース