震災1年3・11サムライジャパンVS韓国プラン浮上

[ 2011年9月6日 06:00 ]

 プロ野球の実行委員会が5日、東京都内で開かれ、東日本大震災から1年となる来年3月11日にサムライジャパンによる復興支援試合を行うプランが検討された。

 今後はプロジェクトチームをつくって詳細を煮詰めていくことを確認。対戦相手には、09年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝で日本代表と死闘を演じた韓国代表が候補に挙がっているという。

 サムライジャパンのメンバーは09年の世界一メンバーを中心に組むというプランもある。もし実現すれば、同時期はメジャーが春季キャンプ中ながらイチロー(マリナーズ)が参加する可能性もある。また、韓国代表については同時期に日本国内でほとんどの韓国プロ野球チームが春季キャンプ中。代表選手を招集しやすいことから、有力候補としてKBO(韓国野球委員会)と交渉することになりそうだ。

 復興支援には球界一体となって継続して取り組んでいく方針が確認されている。ある球界関係者は「3月11日は(復興支援試合を行うことで)12球団が一致してる」と説明。正式決定すれば、3年ぶりに結成するサムライジャパンが被災地へ夢と勇気を届ける。

 ◇その他の審議・決議事項◇

 (1)実行委では中日が井端のドーピング違反について謝罪。これを受け、医事委員会が来春キャンプ地を回って講習会を開くことを決定。

 (2)日本野球機構(NPB)総会で新年度の事業予算案を承認。9600万円の黒字予算となった。

 (3)今年の球宴仙台開催で大会日程を変更した宮城県高校野球連盟に復興支援金200万円を送ることを決定。

 (4)暴力団等排除対策協議会による講習会を10月19日に宮崎市内で開催することを確認。

 (5)折損バットの調査をメーカーなどに行うことを決定。

 (6)米ニューヨークで現地時間8、9日に行うWBCIとの交渉内容を確認。

 (7)今年の戦力外通告の第1次期間は10月9日から全球団の公式戦終了翌日までを確認。

 (8)パ・リーグ理事会で来季の開幕カードは09年の上位3チーム(日本ハム、ソフトバンク、楽天)が主催権を持つことを確認。

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2011年9月6日のニュース