おかわり2戦連発の35号2ラン 苦手・杉内攻略

[ 2011年9月3日 06:00 ]

<西・ソ>ヒーローインタビューを終え、ファンとタッチする中村

パ・リーグ 西武5―3ソフトバンク

(9月2日 西武D)
 西武・中村が天敵相手に、痛烈な一打を見舞った。同点の5回1死一塁だ。フルカウントからの7球目、外角へのチェンジアップを左翼席へ運んだ。2試合連発の35号2ランで試合を決めた。

 「何とかバットに当てようと思っていた。杉内さんにはいつも抑えられていたので、ああいう場面で出て良かったです」。今季は杉内に対し、この試合まで10打数1安打8三振。「ゆったりしたフォームからぴゅっと来る球は、本当に凄い球ですよ。球速以上に」。別次元の勢いで本塁打を量産する中村にとって、これ以上ない最強の相手。その左腕からの一発は、格別な喜びがあった。

 走塁面でも勝利に貢献した。3回1死から二塁打で出塁。2死後、フェルナンデスの打席で杉内の変化球がワンバウンドして暴投になったのを見て三塁へ。さらに捕手からの送球がそれると一気に生還した。チームは首位・ソフトバンク相手に、本拠地で今季初勝利。渡辺監督も「ウチは連勝していかないとどうしようもない。きょうは良かった」と手応えを感じている様子だった。

続きを表示

2011年9月3日のニュース