1試合2本が目安 イチロー200本安打へ勝負の9月

[ 2011年9月3日 06:00 ]

<マリナーズ・エンゼルス>7回、中前打を放ち、メジャー通算2400安打を記録したイチロー

ア・リーグ マリナーズ3―4エンゼルス

(9月1日 シアトル)
 マリナーズのイチローが勝負の9月をマルチ安打でスタートした。1日(日本時間2日)のエンゼルス戦。3回無死一、二塁で右翼線へ適時二塁打を放つと、7回はフルカウントから5球連続ファウルで粘った末に、中前へライナーで運んだ。

 これがメジャー通算2400安打。8回の守備に就く際には、右翼席で「2400」のボードを掲げるファンに右手を上げて応えたが、試合後の言葉は素っ気なかった。

 「500(安打)ぐらいずつだと、そうなる(節目を感じる)と思うけど。100ずつだとちょっとなんかね。気の利いたこと言えないよね」

 11年連続200安打には、残り26試合であと44本。1試合平均1・70本が必要。3回の二塁打は日米通算488二塁打(日211、米277)となり、立浪和義(元中日)のプロ野球記録を上回り、松井(アスレチックス)の記録に並んだが、こちらも「(メディアと)温度差ありすぎ。全然興味ないから気の利いたこと言えない。ごめんね」と無関心。今はただ安打を重ねていくことだけに集中している。

 ≪日米通算は3678安打≫大リーグで2400安打は歴代115位。現役選手では、トップはジーター(ヤンキース)の3063安打で、イチローは8位。ちなみにイチローの日米通算は3678安打。この記録は歴代4位に相当し、歴代3位のハンク・アーロンの3771安打まで93安打としている。

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2011年9月3日のニュース