T―岡田、復活2発!「これまでの分を取り返す」

[ 2011年8月31日 06:00 ]

<ソ・オ>ファンの声援に手を振り応えるT―岡田

パ・リーグ オリックス4―1ソフトバンク

(8月30日 ヤフーD)
 屈辱を味わったヤフードームにオリックス・T―岡田本来の打球が舞い上がった。2回先頭で迎えた第1打席。ホールトンが投じた甘い速球をジャストミートした大飛球は右中間スタンドに突き刺さった。

 「久々ですね! 真っ直ぐを完ぺきにとらえることができた。打った感触は完ぺき。しっかり甘い球をとらえることができたのが良かった」

 11号先制ソロは実に7月30日の西武戦以来となる一発。両手に残る感触で目覚めた大砲は、2点リードの8回の第4打席でも神内のスライダーを完ぺきにはじき返した。右翼席へ飛び込んだ12号ソロ。5月29日の中日戦以来となる今季2度目の1試合2発だった。

 16日のソフトバンクとの前回対戦では打撃不振のどん底だった。同じホールトンの前に3打数無安打2三振と打てない上に、チームも大惨敗。試合後には今季初の2軍降格を通達された。悩める大砲の心中を表すかのように大雨が降っていた博多の夜は、自問自答するうちに明けた。

 「打てなくてチームが負けた。ふがいなかった。それでチームの連敗(7連敗)も始まった」

 睡魔にも勝る屈辱感に襲われたまま始発の新幹線に飛び乗った。新神戸に到着したときには真っ青な夏空が広がっていた。「今度、1軍に戻ったら絶対にチームの力になる」。そう雪辱を誓い、一睡もしないまま2軍戦に出場した。26日のロッテ戦(ほっと神戸)ではこっそりスタンドから熱視線を送っていた。打撃復活と昨季本塁打王の名誉ばん回を目指して再調整に徹した10日間。悪夢の日々を乗り越え、最高の形で復活を証明した。

 千両役者の奮闘でチームは2連勝。ソフトバンク戦の連敗も5で止めた。「これまでの分を取り返したい」。さらなる雪辱を心に決めた和製大砲がオリックスをAクラスへ再浮上させる。

 ▼オリックス・バルディリス(1点リードの4回1死一、二塁から中前2点打)中盤に入ったところで追加点を取ることができて良かったよ!

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