打撃フォーム修正で復調 イチロー200安打へ不敵笑み

[ 2011年8月30日 06:00 ]

<マリナーズ・ホワイトソックス>3回、中前打を放つイチロー

ア・リーグ マリナーズ3―9ホワイトソックス

(8月28日 シアトル)
 マリナーズのイチロー外野手(37)が28日(日本時間29日)、ホワイトソックス戦で今季最長タイとなる11試合連続安打を今季50度目のマルチ安打でマーク。11年連続200安打へ残り30試合で49本とした。1試合平均1・63本ペースと厳しい状況に変わりない中、イチローが残り1カ月でラストスパートをかける。

 残り30試合。試合後のイチローは不敵な笑みを浮かべながらはっきりとした口調で言い切った。

 「必死ですよ。まあどのシーズンもこの時期はもう必死になるけどね。もう1カ月だからね。そりゃ状態関係なくそうなんなきゃいけないしね」。事実上のラストスパート宣言だ。3回に内角直球を痛烈なライナーで中前打して、11年目で最も遅い132試合目でシーズン150安打に到達。8回は外角直球を完璧なバットさばきで三遊間を破った。8月の月間打率を3割に乗せるなど状態は確実に上がっている。

 変化は打撃フォームにも表れている。今季前半はバットのヘッドが立ち気味だったトップが、7月後半を境に徐々に地面とフラットになり始めた。ヘッドが寝ることでバットの操作性は増し、体の回転になじむことでスイングスピードも増してくる。92年から6年間日本でプレーし、94~96年は3年連続でセ・リーグの首位打者を獲得した傘下3Aタコマのアロンゾ・パウエル打撃コーチも「そのトップが(好調の)合図。04年に月間50安打を3回した時もそう。今季も最後に大きな爆発がある」と予言した。

 「ラストスパートっていう感じではないけど。どうだろうね」とイチロー。言葉とは裏腹に、奇跡を現実にするためのスイッチは、もう入っている。

 ≪最多は04年の48本≫イチローは過去10年間、シーズン残り30試合で49安打をクリアしたことは一度もない。最多は大リーグ年間最多記録の262安打を放った04年の48本。この間の打率は・372だった。快挙達成は決して不可能な数字ではないものの、現在の11試合連続安打中の打率・367さえも上回るハイペースが必要となる。

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