虎ただいま甲子園 ヘルニア手術乗り越え狩野が決勝打

[ 2011年8月27日 06:00 ]

<神・ヤ>3回2死満塁で勝ち越しの2点適時打を放った狩野

セ・リーグ 阪神9-4ヤクルト

(8月26日 甲子園)
 4万6858人の大観衆の声援が心地いい。帰ってきた甲子園に背番号99も帰ってきた。お立ち台に上がった阪神・狩野は目を潤ませ、声を震わせた。

 「うれしいの一言。お世話になってきた方々の顔が浮かんだ。恩返ししたかったし、特に付きっきりで見てくれた山下トレーナーに感謝したい」。昨年12月に椎間板ヘルニアの除去手術を受け、今年3月にも再発。苦しく長いリハビリ生活では山下トレーナーから「しっかりせなあかん」と何度も尻を叩かれた。支えてくれた感謝の思いに応える決勝打だった。

 長期ロード明けの初戦。7月31日以来26日ぶりの甲子園で狩野は「7番・左翼」で今季初出場初先発した。3回、同点に追いつき、なおも2死満塁。「結果を恐れず全部振ってやる」。2度空振り、3度のファウル。狩野は振り続けた。6球目、村中のフォークに食らいつき、左前に弾む勝ち越し2点適時打を放った。捕手登録から外野手登録に変更した今季。期待された打撃力をいきなり発揮してみせた。

 ヒーローになった狩野をお膳立てしたのはクリーンアップだった。この回、2死一、二塁から4番・新井が反撃の左前適時打。5番マートンも同点の中前打を放った。逆転劇で勢いに乗り、15安打9得点で大勝した。勝率5割に復帰し、2位に浮上。借金1には巨人、中日、広島が並び、0・5ゲーム差に2位以下の4チームがひしめく。

 4・5ゲーム差に縮めたヤクルトには9勝3敗と相性抜群。しかも残り12試合も直接対決がある。真弓監督は「ヤクルトとはたくさんゲームがあるので何とか追いつきたい」と鼻息は荒い。帰ってきた甲子園で阪神が追走態勢に入った。

 ▼阪神・久保(7回4安打2失点で7勝目。ヤクルト戦は9連勝)気持ち良く投げることができました。狩野が打ってくれてうれしかった。一緒の部屋でリハビリし、野球の話からプライベートの話までしたので。

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