怒鳴り声が拍手に…星野楽天、2強討ち6連勝!!

[ 2011年8月27日 06:00 ]

<楽・ソ>8回1死二、三塁を青山が連続奪三振でしのぎ、拍手する星野監督

パ・リーグ 楽天2-0ソフトバンク

(8月26日 Kスタ宮城)
 この強さ本物だ!楽天は26日、首位ソフトバンクに完封勝ちし、09年以来、2年ぶりの6連勝を飾った。中4日で先発したドラフト1位左腕・塩見貴洋投手(22)が6回1/3を5安打無失点でリーグ新人トップの6勝目。星野仙一監督(64)の継投策もさえ、絶好調の救援陣がリードを守りきった。ソフトバンク、日本ハムの2強相手に6連勝。3位を守った星野楽天が大混戦のクライマックス・シリーズ(CS)争いから抜け出す。
【試合結果】

 得意の継投がズバリと決まった。星野監督が繰り出す全ての投手が最高の結果で応える。もうベンチで怒鳴り散らす姿はない。手を叩いて選手を迎え入れ、試合後も賛辞を惜しまなかった。

 「塩見は前回よりもずいぶん良くなった。きょう(の勝因)は(4番手の)青山だね。一番きついところだったから」

 5投手による完封リレーをけん引したのは、中4日で先発した新人の塩見だった。6回1/3を5安打無失点で、両リーグ新人トップタイの6勝目。「ストレートが走っていたので、内角も自信を持っていけた」と右打者の内角を突く得意の「クロスファイア」で、3回2死一、二塁で内川を捕邪飛、4回はカブレラを空振り三振に仕留めた。

 プロ2度目の中4日先発は突然告げられた。前回登板のソフトバンク戦(ヤフードーム)から2日後の23日。先発の藤原が左肘痛で戦列を離れたため、急きょ登板日が2日前倒しとなった。それでも、慌てることはなかった。短い距離のダッシュやアメリカンノックを増やす調整に切り替え、瞬発力を高めた。毎日20~30分の半身浴で疲労を取り「突然だったけど、いい調整ができたと思う」と涼しい顔で振り返った。プロ初の中4日で先発した7月16日(Kスタ宮城)のオリックス戦もプロ初完投勝利。故障で離脱した永井の穴を埋める活躍に続き、この日もチームの窮地を救った。

 疲れの見え始めた7回1死一塁。星野監督は「狙われだしたから、さっとスイッチした。100球以内と決めていた」と迷わず継投に入った。98球を投げた塩見に代えて小山を起用。さらに片山を挟み、8回1死二、三塁と一打同点のピンチでは青山を投入した。4連投の右腕は期待に応えてカブレラ、小久保を連続三振。6連勝中、救援陣は19回で1点しか失っていない。セットアッパーの青山は「役割分担がはっきりしているので、一人一人が責任を持ってやれている」と言った。

 首位・ソフトバンクと2位・日本ハム相手に2年ぶりの6連勝を飾り、CS圏内の3位もがっちりキープした。きょう27日は球団記録の7連勝をかけて田中が先発する。「強いチームを叩かないと上にはいけない」と繰り返してきた星野監督。今の楽天には上位を苦しめる勢いがある。

 ▼楽天・佐藤投手コーチ(塩見について)試合前のブルペンは今季で1、2番目に良かった。あいつはスタミナがあるな、本当に。

 ≪球団新6試合連続2失点以下≫楽天が完封リレーで6連勝。チームの最多連勝は08年3、4月に記録した7連勝だが、6連勝は09年9月にマークして以来2年ぶりになる。連勝期間中の失点は1、2、2、2、1、0と全て2点以下。6試合連続2点以下は08年4月、今季5、6月にかけて5戦続けたのを抜く球団新記録だ。ルーキーの塩見が6回1/3を無失点で6勝目。うちソフトバンク戦は5月5日、今月21日に次いで3勝目。今季ソフトバンク相手に3勝はダルビッシュ(日)と並んで最も多い。また、塩見を継いだ4投手も無失点。連勝中の救援陣の防御率は0・47と充実しており、延べ23人が登板して失点は23日日本ハム戦の青山(1失点)だけだ。

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