「大学ビッグ3」明大・野村 巨人2軍を無安打斬り

[ 2011年8月27日 06:00 ]

<明大・巨人>初回1死、野村は隠善を空振り三振に斬る

プロアマ交流戦 明大0―0巨人

(8月26日 明大G)
 今秋ドラフト1位候補の明大・野村祐輔投手(22)が26日、明大グラウンドで行われた巨人2軍とのプロアマ交流戦に先発し、3回を無安打無失点3奪三振の快投。すでに広島が1位指名を表明している即戦力右腕は、大田泰示内野手(21)を空振り三振に仕留めるなど実力を証明した。試合は8回表降雨コールドで0―0の引き分けに終わったが、1軍経験者も名を連ねた巨人が無安打に抑えられた。

 本調子ではないからこそ凄みが漂った。初回だ。09年の新人王・松本を中飛、隠善を直球で空振り三振に仕留めると、08年のドラフト1位・大田には外角のボールになる切れ味鋭いスライダーで空振り三振。思わずバランスを崩した大田は「大学野球の中で良い投手と言われているが、それが分かるような投球をされてしまった」と脱帽するしかなかった。

 1軍経験者がずらりと先発メンバーに名を連ねた巨人打線に、最速143キロの直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜて3回を無安打3奪三振。それでも、野村は「制球も浮いたし、調子が良かったという状態じゃない。コースを突いたりタイミングを外した」と涼しい表情だった。

 東海大・菅野、東洋大・藤岡とともに今秋ドラフトの「大学ビッグ3」と呼ばれる。広陵3年夏に準優勝を経験し、明大でも通算24勝をマーク。地元の広島が早々と1位指名を表明しているが、争奪戦になるのは確実だ。巨人は菅野の1位指名を公表しているが、バックネット裏で投球を見守った山下スカウト部長は「ウチの久保みたいだね。テンポも良い。間違いなくプロでも即戦力」と実力に太鼓判を押した。

 「プロはスイングの速さが違う。インパクトの強さも違うし、当ててくるアマと違ってどんどん積極的に振ってくる」と野村。謙虚な姿勢を崩さなかったが、穏やかな表情には風格が漂っていた。

 ◆野村 祐輔(のむら・ゆうすけ)1989年(平元)6月24日、岡山県生まれの22歳。広陵3年夏の甲子園では、決勝戦で佐賀北に逆転負けを喫し準優勝。明大入学後は2年秋に、規定投球回に達した投手としては史上5人目となる防御率0・00を達成した。春季リーグ戦終了時点での通算成績は24勝11敗、防御率1・71。1メートル77、75キロ、右投げ右打ち。

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