星野流「振り切れ」浸透4連勝!3位に0・5差

[ 2011年8月25日 06:00 ]

<日・楽>初回1死満塁、右前適時打を放った横川

パ・リーグ 楽天5-2日本ハム

(8月24日 札幌D)
 バットを振らなければ何も起こらない。強く振れば、さらに何かが起こる。楽天が今季2度目の4連勝で、3位・ロッテに0・5ゲーム差と肉薄した。

 前カードのソフトバンクに続き、日本ハムにも連勝で勝ち越し。上位相手の勝利の裏には、星野流のタクトが。強く振り切る。単純ながら思い切りが求められるスイング。初回に見せた先制攻撃が、強くそれを印象づけた。

 VTRのようなタイムリーが続いた。初回1死満塁から横川が右前に先制打を放つと、中村も右前適時打。いずれも内野の頭を越した、いわゆるポテンヒットだった。

 「詰まったけど、いいところに落ちてくれた」。2人のコメントは同じだった。打った球はいずれも内角直球。厳しいコースだったが、両者とも思い切り振り抜いたため、詰まっても内野手の頭を越した。ただ当てた打撃では越えない。今季の楽天ではあまり見られなかった光景が続いた。

 「当てるようなスイング」。これまでの楽天を象徴するフレーズだった。291得点はリーグ最少。一方で三振数649もリーグで最も少ない。その傾向を星野監督は「無難な打者が多いから」と言う。その理由とは?「当てるのはうまいから三振は少ない。でも、しっかり振らないとヒットにはならない。だから内野ゴロが多い」

 ただでさえ、低反発の統一球の影響で打球は飛ばなくなっている。芯に当たれば打球は飛ぶ。外した場合でもヒットにするためには、いかに振り切るかが大事。初球から厳しいコースを攻められたり、狙った球が来なければ思い切ったスイングはなかなかできない。追い込まれればなおさらだ。星野監督の指導方針は明確だ。「甘い球や狙い球が来たら初球から思い切り振れ」。常に積極的な打撃を求め、アウトになっても評価する。2本のポテンヒットこそ指揮官が求め続けた打撃であり、好調な打線を裏付けるものだった。

 ▼楽天・松井稼(リードオフマンとして3安打2得点)チームが勝ったことが一番。打線につながりが出てきたと思う。

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