アニキが決めた!歴代単独11位弾で虎3位に浮上

[ 2011年8月25日 06:00 ]

<巨・神>8回表1死、勝ち越しのソロ本塁打を放った金本は満面の笑みを浮かべてサムアップ

セ・リーグ 阪神2-1巨人

(8月24日 東京D)
 アニキが決めた!混セを演出だ!阪神は24日、巨人戦の8回に金本知憲外野手(43)が右翼へ8号ソロ。歴代単独11位となる通算466号で、チームを白星に導いた。借金は1ながら単独3位に浮上し、2位・巨人には0・5差。5位の広島も快勝し、これで2~5位の4チームが1・5ゲーム差の中にひしめく大混戦となった。残り50試合を切り、いよいよ最終コーナーへ。厳しい残暑の中、熱い戦いはまだまだ続く。
【順位表】

 43歳の鉄人が、緊迫した投手戦にケリをつけた。そして胸を張った。

 「いつも能見のときにはね、点が入ってないんでね。きょうの能見はレフト(の守備位置)から見ていても、腕を振りまくっていて頼もしかったんでね。何とかしてやらんと、という気持ち」

 1―1の8回1死。1ストライクからの2球目、内海が投じた甘くはない外角のスライダーを捉えた。打球は巨人ファンが陣取る右翼席へ。金本は「ちょっと(バットの)先だったけど、よく飛んでくれた」と満足げに振り返った。

 打率は・205と本来の姿には程遠い。右肩は昨季の故障で筋肉が切れ、神経も切れた。必死に周辺の筋肉を鍛え上げることでバットを振り続けてきた。だが、頭で描いたスイングと実際の軌道にズレが生じる。それでも、いら立ちを胸の奥に閉じ込め、「みんなが打てないときに打つ」と前を向いてきた。その言葉通り、この決勝弾がチーム3本目の安打だった。

 もっとも夏場に来て飛距離は伸び、最近の6試合で3本塁打。通算466本塁打は土井正博(元西武)を抜いて、歴代単独11位となった。金本のアンチエージングに協力する京都府立医大の吉川敏一学長は、7月の血液検査の結果について「血液は疲れてない。例年よりも若返っている。筋肉の損傷も少ないし、これから期待できる」と太鼓判を押す。

 23日の巨人戦でブラゼルが右大腿二頭筋を挫傷。この日に出場選手登録を外れた。大砲が不在となった中での金本の決勝弾。真弓監督は「しっかり狙って打ったホームラン。そう思います。これがもう“金本”です」と目を細めた。

 私生活では、一部週刊誌に、知人の投資会社社長に出資金の返還を求めて恐喝をしたとして、刑事告訴されたとも報じられた。そんな中で金本は言った。「いい勝ち方をしたので、勢いを付けていきたい」。チームと自身の巻き返しを誓った。

 ▼阪神・和田打撃コーチ(決勝ソロの金本に)連打が見込めない中で、あの一発は大きい。値千金。あそこで打つのがカネなんだよ。

 ≪今季最少タイ3安打≫阪神のチーム3安打は今季最少タイ。3安打での勝利は、昨季7月19日広島戦(甲子園)の2―0以来で、同戦も決勝点は金本の本塁打(9号2ラン)だった。

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