Aロッド復帰も…違法ポーカー疑惑は未解決

[ 2011年8月23日 06:00 ]

<ツインズ・ヤンキース>5打数無安打に終わったロドリゲス

ア・リーグ ヤンキース3―0ツインズ

(8月21日 ミネアポリス)
 違法なトランプゲーム(ポーカー)への参加疑惑が浮上している中で、右膝半月板損傷で故障者リスト(DL)入りしていたヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(36)が21日(日本時間22日)、7月7日のレイズ戦以来、約1カ月半ぶりに復帰した。同日のツインズ戦で「4番・三塁」で先発出場。5打数無安打ながら、守備では軽快な動きを披露した。疑惑が事実と認められた場合には長期の出場停止となる可能性は残されており、2年ぶりの世界一奪回を目指すヤ軍にとっても「もろ刃の剣」だ。

 強烈なブーイングに対抗するかのように、大きく一度グラブを叩いて胸を張った。6回無死、先頭のツ軍リビアが三塁前に絶妙のバント。しかし、ロドリゲスは素早く前進すると素手で拾い、間一髪アウトに。右膝の不安を払しょくした。

 「戻れてうれしい。バント処理はいいテストになった。(完全復活へ)一段階前進したよ」

 今季23盗塁を決めているリビアの俊足を封じて敵地のファンを歯ぎしりさせ、心憎いセリフを吐いた。打撃の方は、3つの内野ゴロを含む5打数無安打。それでも、ジョー・ジラルディ監督は「体調に問題がないのが何より。(打撃の)タイミングは徐々に合ってくる」と評した。

 ブーイングで出迎えられたのは、敵地ということだけが理由ではない。右膝半月板を損傷し、ファン投票で選出された球宴を辞退。7月11日に手術を受けた。その最中に俳優レオナルド・ディカプリオらと違法なポーカーゲームに興じた疑いがあると一部の米誌で報じられた。その場にはコカインを使用する人間もいたとも報道された。このため、今月3日には大リーグ機構が事情聴取する方針を明らかにした。

 ロドリゲス本人は「全くの事実無根でアンフェアな報道。事情聴取には全面協力する」と強気の姿勢を崩さないが、05年に違法なトランプゲームに参加した「前科」があるだけに、今回も事実と認められれば長期出場停止など重い処分が下されるのは避けられない。

 「打撃でも球がよく見えていた。ちょっと打ち損じただけ」。ロドリゲスは試合後に笑顔ものぞかせたが、「疑惑の4番」の霧が晴れるまで、首位にいるヤ軍にとっても落ち着かない日々が続きそうだ。

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