マエケン 中4日で粘投!リーグ最速145回投球

[ 2011年8月22日 06:00 ]

<中・広>ピンチを招き気持ちを整える前田健

セ・リーグ 広島1-1中日

(8月21日 ナゴヤD)
 勝てなかった。だが負けなかったことにも意義はある。敵地での3連敗を阻止するため、今季2度目の中4日登板で広島の前田健がしつこく、粘り強く投げた。

 「思うような感じではなかったですが、リズム良くは行けた。調子は良くなかったですが…」

 “らしくない”立ち上がりだった。初回、先頭の荒木に対し、ストレートの四球を献上。これを発端に先制点を失った。しかし、2回、2死満塁のピンチを切り抜けると味方が3回に同点に追いつく。ここでマエケンは一気にねじを巻いた。3回から7回までに限れば、被安打は3本で毎回の6奪三振。安定した内容で試合をつくった。

 この日、7回を投げたことで今季の投球回数は145回に到達。シーズンの規定投球回数である144回をリーグ最速でクリアした。

 「最低限の1つの課題はクリアできたというところでしょうか」

 残り49試合。「行けと言われれば行きます。中4日くらいなら問題ない」

 チームのためなら、中4日だっていとわない。20年ぶり悲願の優勝へのカギは間違いなくマエケンが握っている。

 ▼広島・大野投手チーフコーチ(先発が好投しても勝てず)この3連戦、先発に対しては全て同じコメントだよ。

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2011年8月22日のニュース