5年前は延長15回…斎藤&マー君 初の同日登板勝利

[ 2011年8月20日 18:24 ]

2006年8月20日、第88回全国高校野球選手権大会決勝で、8回、ピンチを迎えた駒大苫小牧・田中将大(左)と、黙々とベンチ前でキャッチボールを続ける早実・斎藤佑樹

パ・リーグ 日本ハム4―0オリックス

(8月20日 札幌ドーム)
 毎回走者を許しながらも、斎藤が粘りの投球で7月17日の西武戦以来の4勝目。「リリーフに助けられて勝てた」と1カ月ぶりの白星に胸をなで下ろした。
 
 福岡では楽天の田中がソフトバンク相手に完投で12勝目をマークした。思えば5年前の06年8月20日は、第88回全国高校野球選手権大会決勝で駒大苫小牧のエース田中と、早稲田実の背番号1の斎藤は、延長15回を投げ合い、1―1で再試合になった日。奇しくも2011年の同じ日に、田中とは初の同日先発となり、白星を挙げた。

 「甲子園のことを思い出して投球できた」と斎藤。「この季節はいい思い出しかない」と目を輝かせる。ライバル田中の勝利で、首位ソフトバンクとのゲーム差は3に縮まった。「入団した年に優勝したい」という斎藤の強い思いとともに、日本ハムはソフトバンクを追い続ける。

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