岡田監督 押し出しサヨナラ負けで審判室“乱入”

[ 2011年8月20日 06:00 ]

<日・オ>延長10回、サヨナラ負けをベンチから見つめる岡田監督

パ・リーグ オリックス2-3日本ハム

(8月19日 札幌D)
 サヨナラ負けを喫したオリックス・岡田監督の怒りの矛先は審判の判定へ向けられた。終了直後、「審判室はどこや」と声を荒らげながら、高代ヘッドコーチとともに三塁側ベンチ裏にある審判の控室に乗り込んだ。

 「どないなってるんよ。日本ハムもストライクって笑ってるやん。最後も、逆球でもベースの上を通ったらストライクやんか」。約5分間の抗議を終えても指揮官の怒りは収まらない。

 問題のシーンは同点の延長10回裏2死満塁だ。すでに試合開始3時間30分を過ぎて勝ちはなかった。守護神・岸田が2ボール1ストライクからスケールズに投げた外角への直球はボールと判定された。続く外角に構えたミットとは逆球となる内角への直球もボールと判定された。際どいジャッジが2球続いて、後味の悪い押し出し四球のサヨナラ負け。難敵ダルビッシュを相手に8回、同点に追いついていただけに「ストライクとボール。その一つがどれだけ大事か!」と大きな声で主張した岡田監督は、今季4度目の会見拒否でバスに乗り込んだ。

 6日のロッテ戦(QVCマリン)後にも試合時間3時間30分を超えた場合の通達徹底を訴えて審判室に乗り込んでいる岡田監督だが、今回は黒星につながっただけに心中穏やかではない。チームは4連敗で借金6。乗れないチーム状況が、指揮官の怒りを増幅させていた。

 ▼オリックス・岸田(ストライクと思ったボール判定は)ありました。いいところにいったと思った。

 ▼オリックス・伊藤(捕手として判定に首をかしげ、岡田監督の抗議に)僕もストライクだと思います。

 ▼オリックス・高代ヘッドコーチ(サヨナラ押し出しの場面に)急に(ストライクゾーンが)狭くなった。

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2011年8月20日のニュース