ヤクルト 今季初二塁 手痛い失点招いた“判断ミス”

[ 2011年8月13日 08:11 ]

<ヤ・神>3回1死一、三塁、平野のニゴロをもたつく森岡

セ・リーグ ヤクルト1-4阪神

(8月12日 神宮)
 今季初めて二塁の守備に就いたヤクルト・森岡のプレーが、手痛い失点につながった。

 0―0の3回1死一、三塁で内野陣は中間守備を敷いた。平野の打球は高いワンバウンドの二ゴロ。「バウンドが高くてホームは投げても間に合わないと思った」。森岡は捕球直後、一、二塁間で止まった一塁走者・マートンを一塁方向に追いかけたが、途中でタッチを諦め二塁に送球。併殺崩れの間に先制点を許した。

 この場面、本塁送球が無理なら併殺を狙うしかない。ただ、平野の足を考えると「4―6―3」の併殺の可能性は低い。城石内野守備走塁コーチが「そういう選択肢もあった」と言ったプレーは、まず一塁送球で平野をアウトにし、次に一、二塁間でマートンを挟殺プレーで仕留めにいく。三塁走者の生還を許しても併殺でチェンジだった。

 結果的に平野が一塁に残り、村中はけん制悪送球、四球とリズムを乱し新井に3ランを被弾。失点はこの回だけだった。城石コーチは「難しいプレーで森岡は責められない」としたが、遊撃が本職の森岡は「とっさに判断できるように練習します」と肩を落としていた。

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2011年8月13日のニュース