広島 沢村攻略完勝!巨人戦連敗7で止める

[ 2011年8月12日 19:50 ]

巨人戦に先発した広島・ジオ

セ・リーグ 広島4-0巨人

(8月12日 東京D)
 広島がこのカードの連敗を7で止めた。ジオが手元で動くくせ球で打たせ、7回を4安打無失点の好投で2勝目。打線は2回にバーデン、石原の適時打などで3点を先行し、7回に加点した。巨人の沢村は序盤に崩れて9敗目を喫した。
【試合速報】

 巨人は12日、東京ドームで広島と対戦。前日、連勝が7で止まった巨人の先発は、7月9日以来の6勝目を狙う沢村。前回5日の広島戦では、1回2/3で4失点KOを喫しただけに、リベンジなるか?巨人戦7連敗中の広島は、ジオをマウンドに送った。

 また、巨人は左頬骨(きょうこつ)にひびが入る負傷を負った長野がベンチ入り。前日は休養した阿部、高橋由もスタメン復帰した。

 1回裏、巨人は藤村、小笠原の連打にラミレスの四球で1死満塁の好機も、高橋由が投ゴロ併殺で得点できず。

 2回、広島は先頭の栗原がストレートの四球を選び、丸が右前打で無死一、三塁。バーデンの打球は投手強襲の内野安打となり先制。嶋は一ゴロも、石原が三遊間を抜く安打を放ち加点した。ジオもつないで、満塁に。東出は空振り三振で2死も、木村に死球で押し出しの3点目。バーデンは「バットに当てれば何か起こると思っていた。いいところに飛んだよ」と喜んだ。7日までの巨人3連戦では無安打に終わり「好機で打てなくてストレスがたまっていた」と話していただけに、汚名返上の一打となった。

 3回はともに3人で攻撃を終えた。4回、広島は石原の安打などで2死二塁とするが無得点。巨人もその裏、先頭の小笠原が中前打で出塁したのを足場に2死一、二塁としたが、亀井は左飛で続けなかった。

 沢村は3回以降立ち直り無失点を続けるが、打線はジオを打ち崩せず6回を終わり、3-0で広島リードと変わらず。

 7回、広島は1死から東出が左前打、木村は犠打も、沢村が一塁悪送球で1死ニ、三塁に。続く広瀬が中犠飛を放ち1点を加えた。

 8回、巨人は沢村に代え高木をマウンドに送り、3者凡退。その裏広島もジオに代わり今村が登板、ヒヤリとするファウルなどはあったものの、こちらも3人で抑えた。9回、巨人はアルバラデホが登板しピシャリ。9回裏の攻撃を迎えた。広島は守護神・サファテがきっちり締めた。

 広島は昨年の8月7日を最後に約1年間、勝利のなかった東京ドームでそつのない野球を見せて快勝。野村監督は「非常にいい点の取り方。みんなが集中していた」とご機嫌。初のクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す広島が、3位巨人に迫った。

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