ソト4連勝!中日 史上初ロースコア3連戦制する

[ 2011年8月12日 06:00 ]

<中・神>4連勝を挙げ、お立ち台でドアラと笑顔のソト

セ・リーグ 中日1-0阪神

(8月11日 ナゴヤD)
 まるでリプレーを見ているようだった。連夜の1―0勝利を挙げた中日が実に8カードぶりの勝ち越しを決めた。

 最大の立役者は先発のソトだ。先発転向後3連勝で臨んだマウンドは立ち上がりから危なげなかった。直球は140キロ前後だが、多彩な変化球と絶妙の制球力で阪神打線に的を絞らせなかった。

 球団の外国人投手では初となる開幕からの4連勝達成は、異国を渡り歩いた経験のたまものだ。アメリカやメキシコ、イタリアでもプレー。「どこの国であってもコントロールがないと試合にならない。ストライクを投げる自信をつけるように練習すること。それが一番だ」。中日でも育成からスタートした左腕はいまなおハングリーな気持ちで野球に取り組んでいる。 落合監督も執念の采配を振った。4回無死一、二塁では4番森野にバントのサイン。8回から登板した浅尾にもイニングをまたがせて9回1死まで続投させた。「3試合連続で1―0ってあるの?オレは初めてだ」。両チーム合計で3得点のロースコア3連戦を制し、その顔もほころぶ。オレ竜らしい戦いで、再び上位追撃の態勢に入った。

 ≪3連戦全て1―0試合は初≫中日―阪神戦は9日・阪神1―0中日、10日・中日1―0阪神、11日・中日1―0阪神と3試合連続1―0で決着。52年フランチャイズ制が施行されてから同一カード3連戦が全て1―0試合となったのは初めてだ。また、中日は4月17日、7月5日も1―0で阪神に勝利。同一カードでシーズン4度の1―0勝利は69年に大洋が阪神戦で記録して以来42年ぶり。

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2011年8月12日のニュース