震災から5カ月…藤代 先制も逆転負け

[ 2011年8月12日 06:00 ]

<徳島商・藤代>7回3失点の藤代・鵜沢

第93回全国高校野球選手権大会2回戦 藤代1-3徳島商

(8月11日 甲子園)
 藤代は初回に1点を先制したが、徳島商(徳島)に逆転負け。6年ぶりとなる茨城県勢の初戦突破を目指していただけに、菊地一郎監督は「いい流れで試合に入れたが、甲子園の雰囲気にのまれた」と悔しがった。

 この日は東日本大震災からちょうど5カ月目で、発生時刻の午後2時46分は試合の最中。茨城県も津波による被害などが大きく、初回に二塁打を放ってチーム唯一の得点となるホームを踏んだ豊島は「震災は今までの人生になかったこと。それでも、多くの人に支えられたからこそ今がある」と涙。7回3失点で降板したエース鵜沢は「最後まで強気に相手に向かっていく姿を見せることができたはず」と、笑顔で特別な夏を締めくくった。

続きを表示

2011年8月12日のニュース