プロ注目吉永 13奪三振 速いだけじゃなかった

[ 2011年8月10日 10:38 ]

日本文理戦に先発した日大三・吉永

第93回全国高校野球選手権1回戦 日大三14―3日本文理

(8月10日 甲子園)
 プロ注目の右腕、日大三の吉永が8回まで毎回の13奪三振で初戦を終えた。

 最速は148キロ。左打者へのシンカーが有効で、球速の差に日本文理の打者が戸惑い空振りするケースが目立った。

 4安打で3失点。落ち着いたマウンドさばきで、大量点にも守られて貫禄の完投勝利。ネット裏のプロのスカウト陣もその投球を評価していた。

 今春の選抜大会準決勝では九州国際大付(福岡)に9失点。敗因を変化球の精度と見極め、チームメートからスライダーの握り方などを学んだ。目標は優勝。「選抜は緊張したけれど、今回は大会前から楽しみだった」と自信をちらつかせた。

 「打線が強いんで信頼している。(01年に全国制覇した)偉大な先輩に近づけるようにしたい」と吉永。まだまだ甲子園の夏を楽しめそうだ。

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2011年8月10日のニュース