初成功!イチロー 横手からのスナップスローで補殺

[ 2011年8月10日 06:00 ]

<レンジャーズ・マリナーズ>3回、捕手への内野安打を放つイチロー

ア・リーグ マリナーズ2―9レンジャーズ

(8月8日 アーリントン)
 マリナーズのイチロー外野手(37)が、巧みな技を披露して今季6個目の補殺を記録した。8日(日本時間9日)のレンジャーズ戦の3回2死。一塁手後方に歩取りと落ちた打球を素早く処理すると、二塁手のように体を切り返し、二塁を狙った打者走者を横手からの正確な返球で刺した。

 計算通りのワンバウンド好送球に「ギリギリだけど(二塁に)行ってくれればというところだった。一番難しいのは横から投げるコントロール」と振り返った。

 内野手のスナップスローを応用したプレー。伝家の宝刀「レーザービーム」や、捕手を思いやるワンバウンド送球の「セクシービーム」とはひと味違う。「もともと(この技を)持ってるわけだから増えてるわけではない」。淡々と話したイチローに対し、地元アナウンサーは「バランスを崩しながら、矢のような送球でアウトにした」と興奮気味に実況していた。

 午後7時の気温が40度というテキサス州の酷暑にも負けず、打っては3回に捕手への内野安打。11年連続200安打には、残り48試合で73安打と厳しい状況に変わりないが、5試合連続安打とし攻守でらしさを見せた。

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2011年8月10日のニュース