調子の良さに落とし穴 マー君13奪三振も7失点

[ 2011年8月8日 06:00 ]

<楽・日>ガックリ肩を落とす田中

パ・リーグ 楽天1-8日本ハム

(8月7日 Kスタ宮城)
 調子の良さに落とし穴が潜んでいた。楽天・田中が8回を毎回の13奪三振も、自己ワーストタイの7失点で今季4敗目を喫した。

 初回から球が走っていた。自己評価に厳しい田中が「調子自体は凄く良かった」と振り返れば、捕手の伊志嶺も「真っすぐが良かった」と語るほど。だからこそ、田中は自信を持って直球を選択した。2回の先頭の稲葉。2ボール2ストライクからの5球目。外角変化球を要求されたが、サインに3度首を振って内角低めに151キロ直球を投げ込んだ。しかし、右翼スタンドに運ばれる先制ソロを被弾。甘いコースではなかったが、力勝負が裏目に出た。

 5回に許したスケールズの3ランも、8回のホフパワーの走者一掃二塁打も150キロを超える直球を痛打された。今季の田中はスプリット、スライダーを効果的に使い、無駄な球数を減らしてきた。ピンチでこそ最も打たれる可能性の低い球を的確に選択してきたが「きょうは完全に力負け」と田中。調子が良かったばかりにこだわった力勝負に敗れて、自らは防御率トップの座から、チームは5位に転落した。

 ≪自己ワーストタイ7失点≫田中(楽)の7失点は昨年5月9日の日本ハム戦以来自身5度目のワーストタイ。また、被本塁打2も今季4月22日の日本ハム戦以来10度目の最多タイ記録になった。いずれの記録も、このカード以来の屈辱だが、最近2年間の対日本ハム戦の防御率(勝―敗)を見ると昨季が4・15(2―1)、今季が4・24(0―2)。2年連続、カード別ワーストと、やや苦戦している。なお、07年8月31日のソフトバンク戦から続けていた自身の8月の連勝は8でストップした。

 ▼楽天・星野監督(田中について)ああいう時もある。球の走りは普通だったけど、いつもよりコントロールが悪かったかな。

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