被災3県の部員6人 横断幕を持って行進「言葉にならなかった」 

[ 2011年8月5日 11:00 ]

第93回全国高校野球選手権大会の開会式リハーサルで掲げられた「がんばろう!日本」の横断幕

 5日に兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた全国高校野球選手権大会の開会式リハーサルで、東日本大震災の被害が深刻だった東北3県の代表校以外の野球部員6人が「がんばろう!日本」の横断幕を持って行進し、甲子園の土を踏んだ。

 自宅が被災した宮城県志津川高の阿部浩夢選手は「初めての甲子園で言葉にならなかった」と感激。部員と共同生活を送りながら、福島大会に臨んだ浪江高の佐藤大悟選手は「すごい緊張した」と話した。

 津波で部員の約3分の1が家を流された岩手県高田高の大和田将人選手は「甲子園にはみんなで行きたかった」と思いをはせていた。

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2011年8月5日のニュース