原監督 ヒーローに苦言「意味不明だよ、意味不明」

[ 2011年8月4日 08:23 ]

<巨・神>9回無死、古城はサヨナラ弾を放ちガッツポーズ

セ・リーグ 巨人3-2阪神

(8月3日 東京D)
 巨人は3日、阪神戦で同点の9回に古城茂幸内野手(35)が劇的な今季1号サヨナラアーチを放った。
【試合結果】

 ヒーローになる前には大きなミスを犯していた。途中出場で1点を追う7回に右前打。2死一、二塁から長野の三塁内野安打で、二塁走者の古城は一塁への送球間に本塁へ突入した。勝呂内野守備走塁コーチは腕を回していたが、三本間に挟まれてアウト。「後ろ(の打者)がラミちゃんだったから(止まっても)大丈夫だと思ったが、行けということだったので遅れてしまった」。迷いからスピードを緩めてしまうボーンヘッドだった。

 指揮官は走塁ミスについては「意味不明だよ、意味不明。走塁に関してはいただけない」と語気を強めたが、ミスを取り返した古城の執念こそ、今のチームに必要なもの。逆境でも諦めない男が一振りでそれを示した。

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2011年8月4日のニュース