04年首位打者の嶋 2軍落ちバネにプロ初サヨナラ打

[ 2011年8月1日 06:00 ]

<広・中>11回、代打でサヨナラ打を放ちガッツポーズの嶋(中央)

セ・リーグ 広島2-1中日

(7月31日 マツダ)
 本拠地に赤ヘル党の大歓声が響き渡った。ハイタッチで勝利を祝福し、ベンチに帰還した広島ナイン。トリを務めたのは17年目の嶋だった。

 「しびれる場面で緊張した。めちゃくちゃ嬉しいです!サヨナラなんて記憶にない。プロに入って初めてですよ」

 11回、先頭・栗原の左翼線二塁打を足場に1死満塁とし、投手・鈴木に野村監督は代打・嶋を告げた。中日ベンチはここで左腕・三瀬でなく、右の河原をコールした。

 指揮官からは「いらないことは考えず、最後は思い切っていけ」。河原が投じた4球目。打球は中前へゴロで転がった。

 「打った栗原とか、チャンスをつくってくれた人がいる。あとはいかに集中するか。投手の方が苦しいんだ…と言い聞かせて」

 04年の首位打者の嶋も今季は、打撃不振から2軍落ちを経験。炎天下のもと、若手たちとの競争に身を置いた。7月18日に再昇格。「2軍でやってきたことを無駄にしたくない」。35歳の努力と汗は結実した。

 7月の月間勝ち越しを決め、3位中日とは借金の数(4)で並んだ。「とにかく、やるしかない!」と殊勲の嶋。その声はナインに共通するものだ。

 ▼広島・岸本(延長11回を3人で抑え、今季3勝目)いつも通り気持ちで引かないことを心掛けた。チームも勝てたし、自分も抑えられて良かった。

 ▼広島・ジオ(中4日も7回4安打9奪三振で無失点)打者にチャレンジしていく組み立てができた。チームが勝つことが重要だよ。

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