大好きなニューヨークで一発 松井501号で新たな一歩

[ 2011年7月25日 06:00 ]

<ヤンキース・アスレチックス>7回、右中間へ日米通算501号本塁打を放つ

ア・リーグ アスレチックス4―3ヤンキース

(7月24日 ニューヨーク)
 大好きなニューヨークで、新たな一歩――。アスレチックスの松井秀喜外野手(37)が23日(日本時間24日)、ヤンキース戦の7回に日米通算501号となる8号ソロを放った。500本塁打を達成してから2試合目での凱旋弾。かつての本拠地ヤンキースタジアムのファンからは大きな拍手を送られた。チームのヤ軍戦連敗も11で止める貴重な一発。後半戦は出場7試合で打率・370、10打点と、ゴジラの夏は絶好調モードだ。

  温かい拍手が自然と湧き起こった。1点リードの7回無死。松井がローガンの93マイル(約150キロ)直球を叩いた打球は、ライナーで右中間へ。通算501号。エンゼルス時代の昨年7月21日以来、約1年ぶりにヤンキースタジアムで放った一発だった。リードは2点に。それでもスタンドを埋めたヤ軍ファンは、松井の一発を喜び、称えた。

 「声援にはいつも感謝するだけ。心が温まるし、非常にうれしい」。03年から7年間プレーし、09年ワールドシリーズMVPを置き土産にヤ軍を去った。それでも前日には大型スクリーンで盛大に祝福され、「球界の紳士の1人」と紹介された。被弾したローガンは「彼がこのチームでいかに偉大か分かった。(一発を浴びても)自分にブーイングがなかったしね」。試合後は地元メディアにも囲まれた。自身が愛するニューヨークで、今も愛されるゴジラ。新たな一歩をしるすのに、これ以上の場所はなかった。

 「試合の展開の中では非常に大きかった。初球、甘く入ってきた」。理想通りの好球必打だった。大好きな夏本番。3回の中前打を加え、マルチ安打はここ4戦3度目だ。価値あるアーチが1点差の辛勝をもたらし、昨年7月からのヤ軍戦連敗は11でストップ。地区最下位からも脱出した。

 今季の8本塁打のうち、これで左投手から7本連続。28本塁打を放った09年が右から378打席で15本塁打、左は148打席で13本塁打だったように元来、左腕は苦にしない。「結果が出るのはいいこと。左対左は不利と言われるし、今まで外れることが多かったから」。6月9日に解任されたボブ・ゲレン前監督からは、対左投手の際に十分な出場機会を与えられなかった。本来は違う。それをかつての本拠地であらためて証明した。新たな一歩をニューヨークの地で刻み、松井はさらに前に進んでいく。

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