大震災から135日…超満員のKスタ宮城に感無量

[ 2011年7月25日 06:00 ]

Kスタをバックに腕を組む堀江隆治スタジアム部部長

オールスターゲーム2011第3戦 全パ5―0全セ

(7月24日 Kスタ宮城)
 東日本大震災から135日。Kスタ宮城での球宴開催に、球場運営責任者である楽天の堀江隆治スタジアム部長(42)は「まだ球場も万全じゃない。来るお客さんも万全じゃない。でも、いろんな障害を乗り越えてここまでたどり着いた。皆さんがKスタ宮城で球宴をやって良かったと思ってくれれば」と超満員のスタンドを見渡した。

 震災直後。球場には3月25日の本拠地開幕を心配したファンが連日駆けつけたという。10数キロも自転車を走らせ、手には開幕戦のチケットを握り締める者もいた。堀江部長は「必死な顔で“開幕はできるのですか”って何度も聞かれました。皆さん生活自体が大変な時に…。グッと来るものがありましたね」と当時を振り返る。不眠不休の復旧作業を経て、4月29日に本拠地開幕。避難訓練を繰り返し、地震監視警報システムを設置するなど興行態勢を整えた。それでも観客席など修復がまだ必要な箇所も多く残っており、同部長は「球場はギプスをはめている状態。(シーズン後の)秋には大規模な工事をやります」という。

 この日はNPBが被災地の小、中、高校生300人を招待。堀江部長はその人選を任された。「震災があった年の球宴で子供たちの記憶に残ると思う。将来、この子たちの中からプロ野球選手が出てくれたら…。だから、きょうはただの野球興行じゃない」。野球を、そしてKスタ宮城を愛する人の願いだった。

 ◆堀江 隆治(ほりえ・りゅうじ)1968年(昭43)7月1日、仙台市生まれの43歳。法大を経てマクドナルドに入社。栃木、茨城、地元の仙台市などの店舗で店長を務める。05年の球団創設とともに楽天に入社。06年から球場長、09年からスタジアム部長を務める。体重100キロで力士並みの体形。

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