殿堂入り表彰で選手・落合に幕「指導者として野球界の力に」

[ 2011年7月23日 06:00 ]

野球殿堂入りした落合監督は野村克也氏からお祝いの言葉を受ける(右から)

 今年新たにプレーヤー部門で野球殿堂入りした中日・落合監督の表彰式が、第1戦の試合前に行われた。

 全セの指揮官として本拠・ナゴヤドームで表彰され「選手、落合博満はきょう、この場で全ての野球生命を終えた。これからは指導者として少しでも野球界の力になれれば」。自身が秋田、エキスパート部門で選ばれた皆川睦雄氏が山形出身であることに触れ「東日本大震災でたくさんの人が亡くなっている。東北人でも、やれば必ず希望の光が見えてくるというのを感じ取ってもらえれば」と感慨深げだった。

 ≪皆川夫人 思い出の名古屋で感涙≫エキスパート部門の表彰は、南海(現ソフトバンク)の主力投手で「最後の30勝投手」故皆川睦雄氏の真智子夫人(74)が出席した。着物姿で野村克也氏(野球評論家)から花束を受け取ると、涙ぐみながらファンに頭を下げた。「もう40年も前の話ですけど、主人が初めて1軍に呼ばれたのが名古屋だったんです。その試合は雨で流れてしまったんですけど、主人がここにいると思います」としみじみと語った。

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