3安打も12連敗 イチロー「それ、言わなきゃならないですか」

[ 2011年7月22日 08:46 ]

ブルージェイズ戦の5回、2死一、二塁で中前適時打を放つマリナーズのイチロー

 マリナーズのイチローは21日、トロントでのブルージェイズ戦に「1番・右翼」で出場し、4打数3安打1打点だった。内容は二塁内野安打、四球、中前打(打点1)、二塁内野安打、右飛で、打率は2割6分5厘。チームは5―7で敗れて12連敗。

 守備での細かいミスが災いし、マリナーズは08年以来の12連敗。イチローは当時との比較を問われても「それ、言わなきゃならないですか」と、乗ってこなかった。チームの重苦しい雰囲気と同様、背番号51の口も重いままだ。

 1番打者としての役割は果たした。6月17日以来の1試合3安打に、今季24個目の盗塁。五回2死一、二塁から中前に抜ける先制適時打を放ち、八回には二塁内野安打でオリボの同点満塁弾を呼び込んだ。

 連日、ウェッジ監督が繰り返すのが「それぞれの選手が少しずつ仕事の質を上げないといけない」で、イチローは約1カ月ぶりの「固め打ち」など指揮官のスローガンを実践した。ブルージェイズの左腕ロメロの外角中心の配球に対し、崩されずに対応したが、勝利にはつながらなかった。

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2011年7月22日のニュース