フルスイング解禁だ!中田が球宴仕様で豪快アーチ狙う

[ 2011年7月22日 06:00 ]

中田がパの主役!!球宴では全球フルスイングを宣言した

 「マツダオールスターゲーム2011」の第1戦は22日、ナゴヤドームで行われる。ファン投票で球宴初出場を決めた日本ハム・中田翔内野手(22)は「6番・左翼」でスタメン出場。東日本大震災の復興支援として行われる24日の第3戦(Kスタ宮城)までの全3試合、パ・リーグの新たな「顔」としてフル出場する予定だ。オールスターゲーム運営委員会は第1戦の先発が全セは中日・岩瀬、全パがオリックス・寺原と発表した。

 さあ、主役の座が待っている。プロ4年目で初出場する夢舞台。中田は勇ましい言葉とともに、東京から第1戦の地である名古屋へと入った。

 「やっぱりシーズン中とは違う。全球フルスイングをしていきたい」。公式戦ではチーム打撃を優先。今季は自慢のフルスイングを封印してきた。しかし球宴で狙うは豪快なアーチ。ファンの誰もがそれを待っていると、中田自身も理解しているからの宣言だった。前半戦の51打点はリーグ2位。チーム優先の打撃をしてきたからこその結果だが、一流プレーヤーが集う祭典となれば別だ。中田ならではの豪快な「マン振り」スイング。それも3試合、フルイニング出場で見られるのだからファンはたまらない。

 全パの指揮を執るソフトバンク・秋山監督は「中田を4番に起用したいが、そうすると打席が回ってこない選手も出てしまう。その代わり糸井、坂口と中田の外野3人は固定し、3試合とも目いっぱいにやってもらう」と明言。若き主砲を「パ・リーグの顔」に指名し、名古屋、千葉、そして東日本大震災の被災地である仙台…と、全てのファンにその打撃を楽しんでもらうつもりでいる。打順は6番での出場となる。

 もちろん、本人も望むところだ。「打順は関係ない。とにかく頑張るだけ」。どこまでも遠くへ飛んでいくようなビッグアーチ、ヘルメットが飛んでいくような豪快な空振り…。中田の夏がいよいよ幕を開ける。

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2011年7月22日のニュース