14打数に1本から24打数に1本 それでも醍醐味感じる松井

[ 2011年7月21日 10:37 ]

 球史に残る数字を残しても、これまで松井は「後ろを振り返るよりも前」との信条通り、涼しい顔だった。ただ500本に達した本塁打の一本一本には「子どものころからずっと追い求めてきた。こだわりは今も昔も変わらない」という熱い思いが詰まっている。

 スイングの強さ、芯で捉える正確さがそろわなければ、本塁打にならない。「強く打つことと正確さ。ある意味、相反するものをいかに表現するかだから」とバットマンとして困難な挑戦に醍醐味を感じてきた。

 レベルの高いメジャー投手との対戦で、渡米後の本塁打ペースは大きく落ちた。「こっち(米国)で本塁打を打つのは、日本で打つのとは結構違う」と認めたように、巨人時代の約14打数で1本が、米国では約24打数で1本となった。それでも米3球団で中軸を担ってきた男には、常に本塁打の期待がかかった。

 37歳となったシーズンに大きな節目に到達した。松井は「ある程度のパワーは必要だが、技術でメジャーで40本を打てる可能性はある。そういう日本選手がこれから出てくると思う」と自分が背負った期待を次代に託すように話した。(共同)

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