ゴジラの逆襲だ!松井、今季初の2戦連続マルチ打点

[ 2011年7月21日 06:00 ]

タイガース戦の4回、バットを折りながら右前打を放つアスレチックス・松井

ア・リーグ アスレチックス3―8タイガース

(7月19日 デトロイト)
 ゴジラの夏が本番を迎えた。アスレチックスの松井秀喜外野手(37)が19日(日本時間20日)、タイガース戦で2安打2打点を挙げ、今季初となる2戦連続のマルチ打点をマークした。日米通算500本塁打はまたもお預けとなったが、後半戦は出場4試合でいずれも安打を放ち、15打数6安打6打点。試合には敗れたものの、後半戦に強い男が逆襲へギアを上げてきた。
【試合結果】

 松井のスイングに鋭さが戻ってきた。5回2死二、三塁。2球続いたポーセロの外角低めチェンジアップを逃さなかった。「ちょっと泳がされたけど、いいところに飛んでくれた。初球よりはストライクゾーンに入ってきた。(その分)若干強く叩けた」。しっかり腰が沈み、打球は一、二塁間を破る右前2点打。4回にも内角93マイル(約150キロ)の直球にバットを折られながらも右前に運んでおり、先月25日以来のマルチ安打となった。

 「(状態は)前から言っていますけど、少しずつ良くなっていると思う」と復調の手応えは確実につかんでいる。4日間の球宴休みを経て、後半戦は出場4試合連続安打。2試合連続のマルチ打点は今季初めてだ。

 毎年、暑い夏場に調子を上げてくる。昨季も前半戦は打率・252と低調だったが、後半戦は打率・309をマーク。前の試合、17日のオークランドでのエンゼルス戦は試合開始時の気温が18度だったが、この日は31度。通常より2時間近く早く球場入りし、両膝の温水浴などのルーティンを入念に施した。フリー打撃の後は珍しく守備練習をせずベンチ裏へ下がり、万全の準備のもとで4番・DHとしての役目を果たした。

 日米通算500本塁打に王手をかけてから出場24試合ノーアーチだが、本人は「足踏みしている感覚はない」と繰り返す。タ軍2連戦の後、22日(同23日)からは古巣ヤンキースと、今季初のニューヨークでの3連戦を控えている。通算3000安打を達成したジーターら旧友との再会を前に、夏男が徐々に本領を発揮してきた。

 ≪引退の魁皇に「お疲れさま」≫松井が、引退を表明した大関・魁皇にねぎらいの言葉を贈った。大の好角家である背番号55は「長年ファンの方に愛されて、また素晴らしい相撲を見せてこられた方だと思いますから、ただお疲れさまでしたと、それだけです」とコメント。自身同様、膝の故障に悩まされながら長く現役生活を全うする難しさについて聞かれると「それは本人じゃないと分からない」と言葉を選んでいた。

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