西武4年ぶり8連敗…満塁機に打線が大沈黙

[ 2011年7月20日 06:00 ]

<ソ・西>9回無死、三振にバットを投げる中村

パ・リーグ 西武1―4ソフトバンク

(7月19日 ヤフーD)
 シーズン折り返しの今季72試合目は、今季ワーストタイの2安打で1得点に終わった。07年以来4年ぶりの8連敗。就任後初の屈辱となった西武・渡辺監督は「攻撃陣の方は、しっかり受け止めてほしい。(岩崎、大場の)谷間2人にやられたら情けない」と奮起を促した。

 とにかく満塁で、1本が出ない。8連敗中は11度の満塁機でタイムリーは1本だけ。チャンスをつくりながらも決定打を欠く攻撃では、ムードも好転しない。土井ヘッド兼打撃コーチは「外から見ていて硬いなと思う。気持ちでしょうね。気持ち一つで変わってくる。責任感なのか、失敗したらどうしようと考えたら外野フライも打てない」と、技術よりもメンタル面を指摘した。

 連敗中の平均得点は1・75点。1イニング2得点が精いっぱいで、畳みかける攻撃は見られない。渡辺監督は「うちとしては最悪の形での半分。まだ72試合と安易に考えず、一戦一戦勝っていかないと借金は返していけない」と厳しい表情で会見を締めた。借金は14に膨らんだ。ムードを変えるには、チャンスでの1本を出すしかない。

 ▼西武・平野(6回途中4失点で4敗目)調子は悪くはなかった。(オーティズの本塁打は)慎重になりすぎたわけではなかったんですけど…。

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2011年7月20日のニュース