“沢似”沢V撃!光星学院3回戦コールド突破

[ 2011年7月20日 06:00 ]

<光星学院・大湊>7回1死満塁、光星学院・沢が”サヨナラコールド”を決める右前適時打を放つ

青森大会3回戦 光星学院8―1大湊

(7月19日 青森市営)
 旬は、やはり沢だ。第93回全国高校野球選手権大会(8月6日から15日間、甲子園)の地方大会は19日、9大会で53試合が行われ、青森大会では春夏連続出場を目指す光星学院が大湊に快勝。なでしこジャパンのMF沢穂希(32=INAC)と同姓に加え、顔も似ていると評判の沢辰寿外野手(3年)が2試合連続コールド勝ちを決める適時打を放ち、4回戦に駒を進めた。なお、同日は台風6号の影響で東・西東京、千葉など16大会が全試合中止となった。

 女子サッカーだけではない。高校野球でも決めたのは沢だった。

 「最近はテレビでも新聞でも沢、沢と出てるので自分も気分がいい。中学校の時から“沢に似てるな、特に目が”と言われてきたので、自分も決めてやろうと思った」

 同姓なのはもちろん、その顔も沢似。女性でありながら「男前」の活躍をした沢に、本当の男が負けるわけにはいかなかった。

 18日の女子W杯サッカー決勝戦は、早朝にかかわらず、チームメートとともに寮内の食堂で試合後半からテレビ観戦した。仲井宗基監督からも「なでしこの沢は活躍してるから、おまえも頑張れ」とゲキを飛ばされて臨んだ一戦。「1番・右翼」で先発出場すると、初回にいきなり中前打。さらに7回1死満塁からコールド勝ちを決める右前適時打を放った。

 沢には甲子園に借りがある。今春センバツでは7打数1安打と不本意な成績に終わり、チームも2回戦の智弁和歌山戦で敗退。「夏も甲子園に出て春の借りを返したい」と雪辱に燃える。もちろん、東日本大震災の被災者への強い思いもある。センバツ後は被害を受けた八戸市内の幼稚園のグラウンド整備や、全国から差し入れされた飲料水などを避難所に配るボランティア活動に従事。「震災で被害を受けた人たちを励ますためにも頑張りたい」と力を込めた。

 今回のなでしこジャパンの躍進で、沢に付いたあだ名は「なでしこ」。「サッカーを見るのも好きなので、機会があれば女子日本代表の試合も応援に行きたい。生で沢選手を見て似てるか、似てないか自分の目で確かめたい」と本家との対面も熱望。みちのくの沢が見据えるのも頂点だけだ。

 ◆沢 辰寿(さわ・たつとし)1993年(平5)9月27日、大阪府守口市生まれの17歳。小1で野球を始め、中学時代は投手としてクラブチームの門真クレイジーボーイズで近畿大会3位。光星学院に入学後に外野手に転向し、遠投100メートルの強肩を生かして1年秋から右翼の定位置を獲得。趣味はサッカー観戦。1メートル68、67キロ。左投げ左打ち。血液型A。

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