粘り勝ちの福留「久しぶりに野球らしい野球ができた」

[ 2011年7月19日 13:58 ]

 カブスの福留は18日、シカゴでのフィリーズ戦に「1番・右翼」で出場し、4打数1安打1打点だった。内容は二ゴロ、四球、右飛、右翼線二塁打(打点1)、中飛で打率は2割7分。チームは6―1で勝った。

 福留が六回に「うまく(バットに)引っかかってくれた」と技ありの右翼線二塁打を放ち、9日以来となる今季13打点目を挙げた。

 何とかしたい場面だった。六回、カブスはバーニーの二塁打で1点を奪い、なお送りバントで1死三塁として福留が打席に立った。

 四回にも送りバントでお膳立てされた好機に打席に入り、右飛に倒れていた。「(前の打席は)こうだったなと生かせればいい」と臨み、粘りの打撃を見せた。内へ外へと球を散らす相手の配球に3連続ファウルでついていき、1球ボールを挟んだ5球目の低めの変化球をたたいた。腰を開かずバットを振り抜き、鋭いライナーを右翼線に飛ばした。

 1安打だったが、勝負どころの一打に手応えを得て「打ち損じもあったけど、それはそれ」と明るい表情。6―1の完勝に貢献し「久しぶりに野球らしい野球ができた」と笑顔だった。(共同)

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2011年7月19日のニュース