津波で校舎水没の宮古工が粘りの4回戦進出

[ 2011年7月18日 06:00 ]

岩手大会3回戦 宮古工5―4一関工

(7月17日 花巻)
 宮古工は1回戦で今春県大会準優勝の水沢を破った勢いで、一関工を延長10回の末に5―4で破って4回戦進出。

 赤沼正博監督は「本当に選手たちはよく頑張ってくれた」と興奮気味に話した。東日本大震災で校舎は水没し、野球道具も津波で流された。震災後の練習試合も20戦勝ちなしで臨んだ大会だったが「震災の苦労に比べれば、ピンチも苦じゃない。選手には野球を楽しもうと言ってる」と指揮官。10回に決勝犠飛を放った鈴木主将は「これからも粘り強く食らいついていきたい」と力強く話した。

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2011年7月18日のニュース