ヤクルト・増渕の弟・雅也 初戦から15回連続無失点

[ 2011年7月18日 06:00 ]

<鷲宮・東農大三>8回無失点の鷲宮・増渕雅也

埼玉大会3回戦 鷲宮4―0東農大三

(7月17日 上尾市民)
 第93回全国高校野球選手権大会(8月6日から15日間、甲子園)の地方大会は17日、北北海道が雨天中止となったが、46大会で387試合が行われた。埼玉大会ではヤクルト・増渕竜義投手(23)の実弟、鷲宮・増渕雅也投手(3年)が8回無失点、打っては先制打と投打に活躍して4回戦に進出した。18日は南北海道が開幕。41大会で284試合が行わる。

 投げて、打った。その野球センスは兄にも負けていない。ヤクルトの右腕、増渕竜義と同じスリークオーター気味の投球フォーム。切れのある球を投げ込む姿も兄そっくりだが、違っていたのは弟・雅也が左腕であることだ。

 「立ち上がりは悪かったけど、抑えられて良かったです。落ち着いて投げられました」

 3回に自ら先制左前打を放つと、投げては8回まで6安打無失点。まさに、独り舞台だ。完封目前で「他に出ていない選手もいますから」とマウンドを譲ったが、自身は今夏、浦和西との初戦から15回連続無失点。危なげない勝利で、4回戦へと駒を進めた。

 兄の背中を追いかけて小3で野球を始め、高校も同じ鷲宮入学を決めた。5月に兄弟で食事した際はステーキを口にしながらゲキを飛ばされた。2年生だった昨夏は背番号10も、最後の夏は兄と同じ背番号1で臨んでいる。

 「自分は、まだまだ。もっと上に行かないと、兄貴のことを自慢もできない。それくらい、存在が大きい。兄貴は、プロに行って、親孝行できているし、自分も親孝行したい」

 5年前の埼玉大会、兄は決勝で浦和学院に敗れた。「私立の強豪に勝って、甲子園に行きたい。(兄は)最後に倒せなかったので、(浦和学院を)やってやるという気持ちはある」。兄があと一歩で果たせなかった甲子園出場。その夢をかなえるために、弟は力投を続ける。

 ◆増渕 雅也(ますぶち・まさや)1993年(平5)6月29日、埼玉県草加市生まれの18歳。小3から兄と同じ草加リトルパンサーズで野球を始め投手。草加栄中では軟式野球部に所属。昨夏は背番号10で5試合中3試合に登板した。50メートル走6秒0、遠投110メートル。家族は母と兄、祖父。1メートル77、67キロ。左投げ左打ち。

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