巨人 小野がプロ初勝利!阿部も祝福「佑ちゃんの次に持ってる」

[ 2011年7月17日 17:05 ]

プロ初先発でプロ初勝利を挙げた巨人・小野

セ・リーグ 巨人3―2ヤクルト

(7月17日 東京D)
 プロ野球、巨人―ヤクルト14回戦は17日、東京ドームで行われ、巨人が3―2でヤクルトに逆転勝ち。2年目右腕・小野は5回で8安打を許しながら2失点でしのぎ、プロ初先発で初勝利を挙げた。お立ち台で小野が「リードしてもらって、ホームランも打ってもらって、阿部さんに勝ちをつけてもらったようなもの」と逆転3ランの阿部に感謝すると、頼れる女房役は「反省するところはあるけど、勝ちにつながるのは(日本ハムの)佑ちゃんの次に持ってる」と祝福。原監督も「投げざまがいい。臆することなく、ピッチャーとして大事なものを持ち合わせている」と称賛した。

 小野は初回、2死からホワイトセルに四球を与えたが、続く4番畠山をスライダーで空振り三振に斬った。2回は先頭のバレンティンの飛球を藤村が見失って二塁打となり、続く宮本は二塁内野安打で無死一、三塁のピンチに。それでも後続を打ち取って無失点で切り抜けた。3回も2本の安打で2死一、三塁としたが、高めの直球でバレンティンから空振り三振を奪った。

 3回まで毎回走者を出しながら0点で切り抜けていた小野だったが、4回ついに失点した。川端、相川に連続安打を許して1死二、三塁のピンチ。増渕は空振り三振に斬ったが、続く青木に高めの直球を狙われて中前への適時打を許し、2点を失った。小野は8安打を許しながら5回2失点で乗り切ると、6回以降は高木、久保、東野の継投で反撃を封じた。

 巨人は増渕の前に3回まで無安打だったが、4回先頭の高橋由がフェンス直撃の左二塁打を放ってチャンスをつくる。小笠原、長野は凡退したが、大村が四球でつなぐと、6番・阿部が増渕の初球シンカーを強振。右翼席に飛び込む7号逆転3ランで小野を援護した阿部は「サブローさんがつないでくれたのでサードランナーを返すことを考えていた」と振り返った。

続きを表示

2011年7月17日のニュース