松井 右翼フェンス直撃の二塁打

[ 2011年7月17日 12:50 ]

エンゼルスとのダブルヘッダー第1試合の8回、右越え二塁打を放つアスレチックス・松井

 アスレチックスの松井秀喜外野手は16日、オークランドでのエンゼルスとのダブルヘッダー第1試合に「4番・左翼」で出場し、4打数1安打だった。内容は一ゴロ、遊ゴロ、三飛、右越え二塁打で打率は2割1分。8回に代走を送られて退いた。チームは2―4で敗れた。第2試合は出場機会がなく、チームは延長10回、4―3でサヨナラ勝ちした。

 ダブルヘッダー第1試合の8回、松井が放ったライナーが右翼フェンスの上部で跳ね返った。黄色い線の上なら本塁打で「日米通算500号達成」だったが、ビデオ判定の結果、線の下に当たったと判断された。
 
 二塁に達していた松井自身は、判定に気をもむことはなかったという。「(線の下の)得点板にガチャンと当たった音がした。入っていないと思った」と冷静だった。
 
 第2試合で出番は訪れず、節目の記録に王手をかけたまま1カ月が経過した。それでも、背番号55は「出ないときはなかなか出ない。でも、ああやって甘い球が来れば、打てるわけですから」と平然として言った。

 ▼松井の話 (右越え二塁打は)感触は良かったが、ほんの少しだけ詰まった。(フェンスに)当たった音がしたから、(スタンドには)多分入っていないと思った。(これで1カ月間、本塁打なしだが)出ないときはなかなか出ない。その間に状態が少し落ちたかもしれない。

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2011年7月17日のニュース