T―岡田欠場の荒療治も…オリックス今季ワースト6連敗

[ 2011年7月17日 06:00 ]

パ・リーグ オリックス1-6楽天

(7月16日 Kスタ宮城)
 いてもたってもいられなかった。5点ビハインドの7回。投手交代を告げたオリックスの岡田監督がそのままマウンドへ向かった。自ら3番手の鴨志田を鼓舞。続く8回も高宮をマウンドで迎えた。阪神監督時代を含め、初めて2イニング連続でマウンドに向かった指揮官の行動がいらだちを物語っていた。

 今季ワースト6連敗の試合後に今季3度目となる会見拒否をした岡田監督に代わり高代ヘッドコーチが敗因を口にした。「先発投手でしょう。やってはいけないミス。言ったことができん。早打ちの打者にな。簡単に初球を…。(反省を)なかなか実践できていない」。3回には先発の近藤が先頭の松井稼の四球をきっかけに2失点。6回には3連打で追加点を許した。さらに2死満塁から2番手の吉野も内村に中越え三塁打。この回4失点で試合は決まった。不振のT―岡田を今季初めて欠場させた打線も楽天の先発・塩見の前に沈黙した。

 シーズンのちょうど半分の72試合を消化して借金は4。岡田オリックスが夏バテ状態だ。

 ≪カラバイヨが4番に抜てき≫今季初めて1軍昇格したカラバイヨが不振のT―岡田に代わって4番に抜てきされた。「驚いた。(4番は)初めてだったし、うれしかった。自分のプレーをしようと思った」と初の大役に意気込んでいたが、4打数無安打2三振と結果を残せず。ただ今年3月に手術した左手首の状態は良さそうで「上の試合からは遠ざかっていたけど、普通の感覚でできた」と振り返った。

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2011年7月17日のニュース