広島 苦手・中日下し3連勝…救援陣が3回無失点リレー

[ 2011年7月17日 06:00 ]

セ・リーグ 広島4-2中日

(7月16日 ナゴヤD)
 逆襲へ、手応えありの1勝だ。赤ヘルが昨季2勝10敗のナゴヤドームで鮮やかな逆転勝ち。敵地で09年9月以来の連勝を飾り、チームの連勝は3に伸びた。投打の歯車かみ合う快勝に、野村監督も「3連勝?逆転したしね。選手も疲れている中で、いい戦いができている」と目を細めた。

 懸案にひと筋の光が見えてきた。豊田、岸本、サファテの救援陣が終盤3回を無失点リレー。中でも8回を抑えた岸本の成長がキラリと光った。先頭の荒木に11球粘られながら投ゴロに。制球の不安を解消し、今季初めてリードした場面で救援した右腕は「勝ち試合に投げ、抑えられてよかった」と笑顔をみせた。

 この日21個目のセーブを挙げた守護神・サファテを除く、中継ぎ陣の最近10試合の防御率は1・13。中でも岸本は11試合連続無失点と安定する。「この結果を続けてくれれば」と大野チーフ投手コーチ。勝利の方程式が確立されれば今後の戦いに明るい展望が開ける。

 ▼広島・サファテ(リーグトップの21セーブ目)この状況を続けていけば、オールスターまでに良い結果が付いてくるんじゃないかな。

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2011年7月17日のニュース