宮城農 6回コールド負けも津波に負けず頑張った

[ 2011年7月17日 06:00 ]

宮城大会3回戦 宮城農0―10東北

(7月16日)
 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城農は、東北に6回コールド負け。

 エース小野寺の肩を抱きながら、佐藤主将は「最後までおまえと野球ができてよかった」と言葉を掛けた。3月11日、グラウンドでの練習中に津波に襲われた。部員は校舎の屋上に避難したが、小野寺は「あっという間に黒い水にのまれた。いつも練習していた場所が一瞬でなくなり、不安になった」。使える道具をかき集め、4月中旬に練習を再開。赤井沢徹監督は「人と人とのつながりがあって野球ができると感じたはず。その経験が卒業後、この子たちのためになる」と話した。

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2011年7月17日のニュース